──本文より──
他方、問題だったのはやはり、福島県立医大の公表姿勢だった。
そもそもこのデータは、何度も開示要請があったものだ。にもかかわらず
学会で先に発表する福島県立医大には、誠実性のかけらも見えない。
渋谷健司委員(東京大学・大学院国際保健政策学教室教授)から、学会で
公表する前に我々に提出してほしかった、と苦言を呈されると、鈴木教授は
「なるべくそのようなことがないようにしたい」という言葉に続けて、次の
ように述べた。
「数日後に日本甲状腺学会がある。切除標本の遺伝子検査のデータの一部を
学会で公表する(中略)その後、できるだけ検討委員会で一部を公表できる
よう準備したい」
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