166回「ナッツ・リターン事件。世界中に衝撃を与えただけでなく、財閥解体への第一歩かもしれない」

韓国の学生が受験戦争に勝ち、財閥に就職しても事実上45歳でリストラされる。だが、彼らのような必死の頑張りとは無縁な者たちが韓国に存在する。それが財閥に生まれた者である。彼らは生まれながらにして、超優遇されており、気に入らない社員を首にすることだって簡単である。子供の頃から王様やお姫様のような生活を送っているのだ。家来や召使いがたくさんいて、いつもちやほやされている。そして、気分次第で社員を虐めていく。 このような仕打ちを受けても、ひたすら耐えなければならない。なぜなら、逆らえば首になり、家族がいれば路頭に迷うからだ。生まれた場所によって人生が決まる。努力して得たものを明日には失う恐れがある。韓国社会の深い闇に財閥というものが深く関係する。