【聖地学講座第69回】
現代のアメリカの自然観では、人が入り込んで、一部が生活の場になっているような自然を「フロントカントリー」と呼びます。若干ニュアンスが異なりますが、日本の里山ののイメージに近いもので、ソローが暮らし、こよなく愛したのは、そうした人間の生活に近い領域のフロントカントリーでした。フロントカントリーからさらに自然の奥に踏み込んだ世界は、「バックカントリー」と呼ばれます。バックカントリーは、人が住む世界ではなく、自然が無垢のままにあり、アドベンチャーの対象とするようなフィールドです。
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1 神(自然)のとらえ方
アメリカ自然主義思想
父性と母性
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