【聖地各講座第75回】
徳一という名は、あまり聞いたことがないという人も多いでしょう。徳一は、最澄や空海と同年代の人で、伝統的な南都仏教のエリートでした。顕教主流の法相宗徒の立場から、勃興しつつあった密教に対する疑念を呈し、最澄との間で仏教論争を繰り広げ、空海に対しても書簡を送って、空海を唸らせたことでも知られています。当時は、最澄と空海に並ぶ仏教界の三大巨頭ともいえる一人でした。
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1 東国に張られた結界と僧「徳一」
・「徳一」という僧
・筑波、いわき、会津に置かれたポイント
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