【聖地学講座第77回】
原始神道での山籠りの習慣が廃れた後に登場してきたのが修験道でした。平安時代末期、日本的アニミズムである山岳信仰(原始神道)をベースにして、シャーマニズムや道教、密教がミックスされて、新しく出来上がった宗教形態でした。
修験道の祖とされる役行者は、『金峰山本縁起』によれば、藤の皮の衣を着て、松葉を食し、花の汁を吸って30余年にわたって孔雀明王の呪を唱えて山中で修行し、鬼神を使役したり飛行するなどの大験を得たとされています。これは道教の「仙人」そのものですね。
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1 修験道について
・修行で験力を身につける
・擬死再生と六道体験
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