少し話を戻すが、FTAの先占効果により、確かに韓国の輸出は伸びていった。4年の間、貿易1兆ドルを稼ぐようになったわけだ。しかし、2015年にはその1兆ドルが崩れ去った。なぜなのか。実はFTAの効果が段々と薄れてきているからだ。考えてみれば、一時の優位性というものはいつまでも続かない。他国と競争している以上は、他の国だって様々な経済協定を他国と結んでいくわけだ。もっとも、韓国の輸出が不調になっているのはFTAだけでは無く、為替レートや日本の円安、中国の台頭といったものが大きい。
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