【聖地学講座第93回】
柳田國男は『島の人生』の中に「青ヶ島還住」という一項を設け、噴火災害で壊滅した青ヶ島が半世紀後に再興される歴史を記しました。「還住」という言葉は柳田國男がこの中で使った言葉が一般に定着したものです。青ヶ島を壊滅させた大噴火は、別名「天明の別れ」とも呼ばれます。天明5年(1785)、それまで小中規模の噴火を繰り返していた青ヶ島が大噴火を起こします。この噴火で青ヶ島全体が焦土と化し、全人口300数十人のうち逃げ遅れた130人が死亡するという大惨事になりました。
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1.島への思いと信仰
・青ヶ島還住と島のゲニウス・ロキ
・徐福伝説と為朝伝説
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