断酒は技術です。
普段、何の問題もなくお酒を楽しまれている方々は、「お酒は体に毒だよ」と言われるのが大嫌いですよね。
でも、長く生きていれば誰でも医者から何かの検診の後で「お酒を控えてください」と言われるときが来ると思います。
そのとき「はい、そうします」と言ってやめられる人がどれくらいいるのでしょうか。
このメルマガの読者は「底付き体験」をした上で自らお酒をやめるという選択をしたと思いますが、まず一般の人々は医者に言われてもお酒はやめられないと思います。
私の父が好きだった歌手の村田英雄さんは糖尿病で両足を切断しても、大好きなウィスキーがやめられませんでした。
みんなやめたくても、やめられないのです。
そういう教育を受けたことがありませんし、学問もありません。
「お酒を控えてください」という医者に、「どうやったらお酒をやめられますか?」と聞いても、「それは、私も知りません」と言うはずです。
だって、医者がお酒をやめられないのですから。
私は、「アルコール依存症じゃないけど、酒をやめたい!」のWebサイトやこのメルマガを始めてから、断酒とは人生の中で体得すべき一つの技術なのではないかと考えるようになりました。
完全に断酒しなければならない人、飲酒不適合でないから年に3〜4回だけ理由があって飲む人、断酒したりスリップしたりを繰り返している人・・・いろいろなタイプの方がいるのは自然なことだと思います。
何十年も毎日酩酊するまで飲んで寝るということを続けている人達よりは、確実に健康的だと思うからです。
「やめたいときにやめられる」という技術を身に付けられれば、人生をもっと建設的に送れると思うのです。
もちろん私達は飲酒不適合者ですから、一旦アルコールが入ったら自分の行動に責任を持てない先天的な体質も持っています。断酒という技術の習得は生きていく上で必須だと思います。
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