過去最長の景気拡大を更新する米国
「拡大11年目に突入」
この7月以降、米国景気は過去最長の拡大記録を更新しています。株式市場の強気相場も過去最長です。FRBのパウエル議長は先の議会証言で、米国経済には「過熱」がなく、急激に景気が悪化する可能性は極めて小さいと述べました。そして懸念された長短金利の逆転も、このところの利下げによって解消されました。来年、米国景気が後退に向かう可能性は小さいと見られています。
「2つの地雷」
その中で、米国景気の死角ともいえるのが、低格付け企業向けの融資「レバレッジド・ローン」の急増、並びにこれを証券化した「CLO」の急増です。もう1つが、このローンを債務不履行に導く可能性を秘めた「トランプ砲」です。対中国などでの貿易戦争でトランプ砲が「誤射」をすれば、地雷を踏むことになり、トランプの再選も、景気や株価上昇の記録更新も脅かされます。
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