今年8月には、「世界経済減速懸念」から1.40%台にまで低
下していたアメリカの長期金利。
そのアメリカの長期金利が、8月下旬にはいったんは底を打ち、
11月上旬まで上昇を続けて、一時は2.00%の高さにまで接
近しました。
11月上旬には1.949%まで上昇しました。
一部のエコノミストたちは、この「長期金利の底打ち」を「201
6年夏場の底打ち」と同様に扱いました。
すなわち、彼らは、今年夏場の「世界経済減速懸念」は「あまりに
過剰反応であった」と判断、「来年春あたりには再び世界経済の減
速が止まって、世界経済は再び回復軌道に乗る」と予測。アメリカ
の長期金利も「今後はこのまま一本調子で上昇してゆく」と、判断
しているようなのです。
しかしながら、こういった「来年春頃には世界経済の減速が止ま
って世界経済が再び回復軌道に乗る」という予測は、あまりにご
都合主義で楽観的な見通しと言えるでしょう。
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