駆け込み消費は小さくなかった
「政府見解は軽微」
10月からの消費税引き上げについては、事前予想も、その後の評価も「影響は小さい」というものでした。政府日銀も、今回は税率引き上げが2%と前回より小さい上に、食料品などに軽減税率が適用され、他にも駆け込みを軽減する多くの措置が取られたたことを評価しています。
実際、14日に公表された7-9月期のGDP(国内総生産)を見ると、家計消費が実質で0.4%増に留まり、4-6月の0.6%増よりむしろ低くなりました。これを見て多くのエコノミストは「やはり駆け込みは小さかった」と評価しました。しかし、7-9月の消費が穏健な伸びにとどまったことをもって、駆け込みは小さかったとするのは間違いです。ここには大きな落とし穴があります。
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