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香港問題に干渉した米国とその波紋

マンさんの経済あらかると
  • 2019/11/27
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香港問題に干渉した米国とその波紋 「米国が世界最大の不安定要因」  中国の王毅外相は23日、名古屋でオランダのブロック外相と会談した際、「米国は国内法を活用して中国の内政に干渉し、『一国二制度』や香港の安定、発展を損なおうとしている。今や米国が世界で最大の不安定要因になっている。」と批判しました。世界の市場が米中の貿易摩擦問題に一喜一憂していますが、両国の関係はこれまで以上に緊張感に包まれています。  実際には中国も米国に対して強硬姿勢を見せています。米国との「第一段階合意」に際しては、追加関税の広範な撤廃を要求し、米国を慌てさせました。米国側とすれば、関税を外すなら、中国はもっと本質的な問題にも対処すべきと、こちらも要求をエスカレートします。これではまとまるものもまとまらなくなります。第一段階の合意も年内に達成できるかどうかわからなくなりました。  さらに、中国はトランプ大統領の「弾劾調査」をみて、トランプ大統領の再選はない、あるいは罷免を期待した節が見えます。中国政府は、米国の政情をよく見極めてから交渉しようと、再び時間稼ぎの姿勢を強めています。これがワシントンに不快感を与えました。

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