【第30回 世界遺産にプロジェクションマッピング! ―シャルトル大聖堂―】
今や、日本の観光地でも珍しくなくなってきたプロジェクションマッピ
ング。それを世界遺産にマッピングしちゃおうぜ、というノリのいい街が
シャルトルです。パリから電車で1時間くらいの近さなので家族で行って
きました。
お目当てのプロジェクションマッピングは、ガイドブックによると「日
没後」。ざっくり情報。ホテルの人に聞いてみると、だいたい9時30分
くらいからだとのこと。遅。クラブイベントじゃあるまいし。赤ん坊連れ
で迷う時間帯でしたが、そのために来たんだし、と夕食を遅めにとること
にしました。
パリから子連れ移動ですでに体力を失っていた私たちは日本食が食べた
くなり、ネットで探したところ評価の高いお店を発見。その名も
「SHOGUN」。
名前からは怪しい店か判断できず、直接行ってみると立派な店構え。入
口の柱に大きく「庭掃きて出はや寺に散柳」。? 無知すぎて、このお店のコン
セプトが読めない~。調べたら芭蕉の句でした。「できれば庭を掃いてか
ら出かけたい。柳が散っているから」という意味だそうです。やっぱりわ
からない……。
提灯がたくさん下がるお店の中に入ると、入口に金魚。これはやはり
……中国人系日本食屋ですね、コパ先生!メニューを見ると想像通り、寿
司と焼き鳥がウリのお店。刺身は「YAKUZA」、「MEIJI」「OSAKA」のライ
ンナップ。明治生まれ大阪育ちのヤクザさんが作ったお店かもしれない。
巻物は「NIPPON」「ZEN」「YOKO」と、突然ようこ登場。うーん、生もの
頼むのやめよう!と、シェフが得意そうな餃子と焼きそばと焼き鳥を注文
。焼きそば、生きてきた中で一番の味でした。悪い方の。
腹五分目くらいで現地の人で混み合うSHOGUNを後にして、夜の9時半、
世界遺産の大聖堂の前に到着しました。が、誰もいません。目印もポスタ
ーもありません。
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