金融政策の潮流が変わるか
来週は火曜、水曜日にFRBがFOMC(連邦公開市場委員会)を開催、続く木曜日はECB(欧州中銀)の理事会並びにラガルド総裁の初めての記者会見が予定されています。10月にも紹介しましたが、金融政策の潮流がここへきて変わりつつあります。これまでの緩和一辺倒ではなくなりました。これが来週の米欧、そして翌週の日銀決定会合で確認できるのではないかと見ます。
その兆しはすでに見られます。ECBでは先の追加緩和策を打ち出した際に3分の1のメンバーが反対し、行き過ぎた緩和策の弊害が議論され、新任のラガルド総裁は基本フレームの修正を言い出しました。米国ではFRBが利下げの終了を示唆しても、トランプ大統領の攻撃が収まり、日本では総事業費25兆円の補正予算が検討され、その陰で追加緩和の声はかき消されました。
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