「桜を見る会」問題は相変わらず続いているが、自民党は国会の会期延長をしないので、この問題もすぐに冷めるだろう。
一億総アルツハイマーというとアルツハイマーの人に失礼なので使いたくない言葉だが、この国の人間の物忘れは恐ろしい。
森友や加計問題はともかくとして、たとえばかつての小渕優子の公職選挙法違反まがいのことは誰もが忘れているはずだ。
代々、政治家の家に生まれると親から「国民はみんな忘れてくれる。とにかく適当に時間を稼いで時が過ぎるのを待て」と教わるのだろう。
嘘をつくのが恥ずかしいことだと思えば失脚するが、どうせ国民は忘れるとタカが括れる人間は政治家をずっと続けていられる。
私の関心事の一つに立証責任というものがある。
たとえば贈収賄事件の場合、日本の法律では検察側が賄賂性を立証しないと裁判では勝てない。お金の受け渡しが明らかになっていて、その上、どうみても便宜を図っていても「偶然」で通してしまうと裁判で勝てないことがある。
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