メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

39回 勉強ができるアホはなぜ生まれるか

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
「桜を見る会」問題は相変わらず続いているが、自民党は国会の会期延長をしないので、この問題もすぐに冷めるだろう。 一億総アルツハイマーというとアルツハイマーの人に失礼なので使いたくない言葉だが、この国の人間の物忘れは恐ろしい。 森友や加計問題はともかくとして、たとえばかつての小渕優子の公職選挙法違反まがいのことは誰もが忘れているはずだ。 代々、政治家の家に生まれると親から「国民はみんな忘れてくれる。とにかく適当に時間を稼いで時が過ぎるのを待て」と教わるのだろう。 嘘をつくのが恥ずかしいことだと思えば失脚するが、どうせ国民は忘れるとタカが括れる人間は政治家をずっと続けていられる。 私の関心事の一つに立証責任というものがある。 たとえば贈収賄事件の場合、日本の法律では検察側が賄賂性を立証しないと裁判では勝てない。お金の受け渡しが明らかになっていて、その上、どうみても便宜を図っていても「偶然」で通してしまうと裁判で勝てないことがある。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 土曜日(年末年始を除く)