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【Vol.303】冷泉彰彦のプリンストン通信

冷泉彰彦のプリンストン通信
「女子学生比率20%以下、こうなると東大は違法団体」  12月9日に「ニューヨーク・タイムス(NYT)」紙版は東大の女子学 生比率が20%に満たないことを痛烈に批判する記事を掲載しました。A1 0面のほぼ全面を使っての記事ですから、何とも恥ずかしい限りです。大学 の恥だけでなく、国の恥だと思います。上野千鶴子名誉教授が入学式で「東 大の女性差別体質」を告発するスピーチを行ってから8ヶ月が経ちましたが、 結局東大は変わっていないということだと思います。  この報道ですが、「外圧は不快」だなどとヘソを曲げずに、とにかく東大 としてはストレートに受け止めて欲しいと思います。  では、東大はどうしたらいいのでしょう? 東大には「男女共同参画室」 というのがあるようですが、メッセージ発信はほとんどされておらず、特に 「変わらなくてはならないのは男性」という声が全く見られないのは本当に トホホとしか言いようがありません。と言いますか、共同参画の室長が男性 副学長とはヤル気ゼロと言っているようなものです。  こうなったら徹底的な議論が必要と思います。以降は、実務的なものから 過激なものまで様々なアイディアを箇条書きしたものです。 1)もう付ける薬はないということで放置するという考え方があります。優 秀な女性は、私学か東北か、あるいは東工+一橋、更にはアイビー、南洋、 精華などに行ってもらって、そこで奮起してもらうということです。学術の 分野でもビジネスの分野でも、あるいは政治や法曹の世界でも、打倒東大の 意気込みで戦って、本当に東大をコテンパンにやっつけてしまえばいいとい う考え方です。 2)それにしても、21世紀に入ってもう20年になろうというのに、20 %というのは信じられません。正確にはこうなると、東京大学という団体は 「特定男女差別指定団体」に指定して、とにかく違法性、反社会性を抱えた 団体だということを国際社会として認識できるようにしたらいいと思います。

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  • アメリカ北東部のプリンストンからの「定点観測」です。テーマは2つ、 「アメリカでの文脈」をお伝えする。 「日本を少し離れて」見つめる。 この2つを内に秘めながら、政治経済からエンタメ、スポーツ、コミュニケーション論まで多角的な情報をお届けします。 定点観測を名乗る以上、できるだけブレのないディスカッションを続けていきたいと考えます。そのためにも、私に質問のある方はメルマガに記載のアドレスにご返信ください。メルマガ内公開でお答えしてゆきます。但し、必ずしも全ての質問に答えられるわけではありませんのでご了承ください。
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