「きっこの悪知恵」
「もしも宝くじで3億円当たったら何に使う?」とか「魔法のランプから魔人が現われて『何でも願いを1つだけ叶えてやる』と言われたら何をお願いする?」など、誰もが子どものころに一度は話題にしたことがあると思います。そして、この魔法のランプのパターンなら、必ず1人は「その願いを3つにしてくれ、と願うよ」と言う人がいたと思います。
他にも「無人島に何か1つだけ持って行くとしたら何を持って行く?」というのもお馴染みですが、この質問にも、必ず1人は「ヘリコプター」とか「モーターボート」とか答える子がいます。そして「お前、ヘリコプターなんか操縦できるのかよ?」とツッコミを入れられると「じゃあ操縦士付きのヘリコプター!」などと言い返して来るのです。
あたしの時は、この質問に「どこでもドア」と答えた男の子がいました。すると、質問したほうの男の子が「ドラえもんの道具は禁止!」と言い出し、「それならタイムマシン!」と言い返され、「ドラえもんの道具は禁止って言っただろ!」と言うと、今度は「ドラえもんのタイムマシンじゃなくてSF映画のタイムマシンだ!」と言い返していました。
そして、ここで終わるかと思いきや、最初に質問した男の子が「ドラえもんのタイムマシンは移動できるけど、映画のタイムマシンは移動できないから、未来へ行っても過去へ行っても無人島から出られないぞ!はい、俺の勝ち!」と言って勝ち誇りました。まるで安倍首相の国会答弁のようですが、小学生は屁理屈が大好きなのでキリがありません。
あたしは、小学生の時は屁理屈を言うのが苦手で、こういうパターンに巻き込まれると、いつも言い負かされていました。でも、中学生になり高校生になり専門学校へ行くようになると、いろいろと知識が豊富になるだけでなく、悪知恵も働くようになって来るので、あたしは屁理屈が得意になりました。たとえば‥‥
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