円安が進まなくなった
「リスク・オンでも円安が進まない」
為替市場で円安が進みにくくなりました。米国株価が最高値を更新し、日本の株も年初来高値を伺うなど、株式市場では「リスク・オン」のムードが広がっています。ところが、ドル円は110円に迫るものの、頭が重くなっています。年初から見ると、むしろ小さい波動を繰り返しながら、ドル円は水準を下げてきています。
特に、先週は欧米中央銀行のイベントから米中通商交渉、英国の総選挙と、市場に不安をもたらすイベントが無事に終了し、リスク・オンの環境ができやすい形になりました。特に、最大の懸念材料であった米中間の通商交渉が、第一段階の合意に達し、9月に課せられた中国への追加関税が半分の7.5%に引き下げられました。それでもドル円は109円台どまりでした。何が変わったのでしょうか。
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