田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.355
日本が目指すべきラグジュアリーツーリズムとは~ラグジュアリーブランドがなぜ高いかを理解することから始めよう
エルメスやルイヴィトンは原価安いものを適当なストーリーで高く売りつけているものではないのです。ロゴがつくには訳があるんです、デザイナーは完璧に伝統的な服飾を学びその上で伝統を未来につなげるために試行錯誤して「崩して」ラグジュアリーファッションにするということです。「型を極めたうえでそれを超えるの」が「型破り」で、「型も知らずに適当にやる」のが「型なし」とはよく言ったものです。私は日本に本物のラグジュアリーツーリズムを創り出すために自ら物心ともかなり投資していますが、伝統や文化を徹底的に完璧に理解した上でその地の未来の姿を描いて10%くらいそれをデフォルメしてその価値を分かってくれる人にふさわしい値段で買ってもらうことに意味があるんです。
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