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米と隙間風の文在寅、トランプはいつ引導渡すか 国民感情からも遊離

勝又壽良の経済時評
  • 2019/12/19
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文政権北朝鮮への偏愛 進歩派は全体主義指向 親日派排除の深慮遠謀 国民は米国支持が多数 韓国大統領府の「86世代」は、元学生運動の闘士である。「親中朝・反日米」を叫びながら火炎瓶闘争を指導した面々だ。「雀百まで踊りを忘れず」で、未だに学生時代の感覚で外交政策を決めていることに、米議会調査局が警告のレポートを発表した。 日本の学生運動指導者は、社会人になれば「転向」した。韓国では、学生時代の感覚のまま社会人になり政治家へと成長していく。その過程で、現実の風に当ってもなんらの「進化」も見られないのだ。だから、外交面で原理主義であり生硬さが著しく、米国や日本と衝突している。 韓国の文政権は、北朝鮮に対して「同胞」という視点が全面に出ている。同じ朝鮮民族であるから当然としても、北朝鮮は核開発を行い北東アジアの和平にとって攪乱要因である。そういう認識がきわめて希薄なのだ。さらに言えば、この同胞(北朝鮮)が、韓国へ侵略戦争を仕掛けてきたという認識でなく、民族統一のための「崇高な解放戦争」という捉え方をしている。こうなると、米国とは完全に理解の次元が変わってくる。米国は、5万4000人余の兵士の犠牲を出しながら、共産主義勢力拡大を防いでくれたのだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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