【1. 今日の本題: ヒース・レイカー】
人間にとって意外にも面倒くさい事の上位に「考える事」があります。
運動するより、汗水たらして働くより、家事をするよりも「考える事」の方が脳にとっては面倒くさいのです。
なぜか・・・
臓器の中で最もエネルギー消費量が多い脳は、入って来た酸素の25%を使ってしまいます。脳は筋肉のように酸素を貯蔵できないので、入って来た酸素を一瞬で使い果たすのです。だから首を絞められると直ぐに死んでしまうのです。
脳に酸素を運ぶために循環する血液の量は1日に2000リットルで、ドラム缶10本分に相当します。体重の約2%しかない脳にこれだけの血液が流れているのです。
また脳は体全体で消費するブドウ糖の46%を使ってしまいます。 これは1時間当たり5gのブドウ糖を消費していることになります。
「私達が普段見ている風景は脳が手抜きして見せてる」という記事を書いたことがありました。見た風景を全部正確に認識していたら、一瞬で餓死してしまうという説もあるくらいですから、そうしないと食べても食べても栄養が不足してしまうのです。
それだけ燃費の悪い臓器ですから「考える」という、めちゃくちゃコストパフォーマンスの悪い作業を手抜きして、なるべく「習慣」で動くようにしないと、私達の祖先は原始時代に生き残れなかったのでしょう。
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