メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

はしごを外された黒田日銀

マンさんの経済あらかると
  • 2019/12/23
    • シェアする
はしごを外された黒田日銀 「不自然な景気認識」  先週木曜日、日銀決定会合後の記者会見で黒田日銀総裁は、不自然なまでに強気な景気認識を示しました。一体どこの国の話かと、耳を疑いたくなるほどでした。消費税引き上げ直後の個人消費が大きく減少したにもかかわらず、総裁は所得や雇用環境から見て、消費は緩やかな拡大基調にある、と説明。10月の生産が前月比4.2%も減少しましたが、「前向きな循環が働いていて、景気は緩やかな拡大を維持」と説明しています。 「大幅利下げに相当する景気の悪化」  しかし、現実の日本経済は、黒田総裁より前の日銀であれば0.5%の利下げがあってもおかしくないほど、急速に悪化しています。個人消費関連の指標は、総務省の「家計調査」も経済産業省の小売り販売も、10月は前月比2桁の大幅減少を示しています。政府日銀はずっと「駆け込みは小さいから反落も小さい」と言ってきましたが、現実は2桁の減少という衝撃的な悪化でした。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • マンさんの経済あらかると
  • 金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 月・水・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)