第452号
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岩上安身のIWJ特報!
電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり!
岩上安身による『「空洞化」と「属国化」~日本経済グローバル化の顛末』著者
名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー
(その10)
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(その9)の続き
【目次】
・中国は自動車生産でも世界のトップ! 世界中の自動車が今や中国で生産されている! 今のところ旺盛な中国の国内需要。だが、それが止まり中国からの輸出が始まるとき、日本の自動車産業は!?
・世界中で対外直接投資が急増したのは、冷戦が終わりグローバル化が高らかに謳われた1990年代以降! だがEUを見よ、グローバル化が富の分配と幸せな社会をもたらしたか!? 日本を顧みよ、その成果は「失われた30年」と呼ばれる長い経済停滞期ではないのか!?
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◆中国は自動車生産でも世界のトップ! 世界中の自動車が今や中国で生産されている! 今のところ旺盛な中国の国内需要。だが、それが止まり中国からの輸出が始まるとき、日本の自動車産業は!?◆
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・中国は世界の自動車生産のトップに
https://bit.ly/2s9Ie5K
岩上「中国は、このグラフのように、自動車生産でもトップになってしまいました(※1)。日本はちょっと前まで『中国市場に売り出そうぜ』なんて言ったのに、2000年からのこの上がり方!これ、ロケットの垂直上昇ですか(笑)」
坂本氏「日本は60年代から90年にグーッと上がってきたんですが、今やこの通りですね。アメリカはいろんな政策もあって、何とか国内生産を回復させようとしています。(※2)けれど、日本はもう、このまま、ひたすら下がっていくということですね」
岩上「ドイツは堅調ですね。ムラがないというか」
坂本氏「ドイツは旧社会主義国やEUに対外直接投資をしていますけれども、やっぱり統合した東ドイツへ資本投下したことや、何より完成車をできるだけドイツ国内で生産するようにしたことが大きいです(※3)。同じ資本主義国でも、日本とはやっぱりちょっと違う。
EUという体制がいいというわけではありませんよ、EUもやっぱり対外直接投資をものすごく急増させましたからね、そのために今、さまざまな矛盾が露呈してきています(※4)」
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