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<1044号:新春特別号:2020年の金融経済の予測>
2020年1月1日:2020年の金融経済
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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あけまして おめでとうございます。元旦が発刊日にあたりました。
2020年がどんな年になるか、金融経済から検討します。中心は、経済
の先端で波動する株価でしょう。
経済を犬とすれば株価は尻尾ですが、世界で金額が大きくなり、GDP
の実体経済(商品の生産と輸出入)も振り回すようになっています。
世界の株価時価総額は88億ドル(9400兆円)と、世界のGDPを超えま
した。株価が上がると経済は好調、下がると不況とされるのです。
売買の差が価格を決める相場性の商品である株価を検討するには、ま
ず、売買の構造を言わなければならない。経済紙や株式リポートでは、
なぜかこれが影にかくれています。このため企業純益が増えて好況な
ら上がる、不況なら下がるという表面論に帰結して「不透明」が結論
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