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日刊 大石英司の代替空港

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日刊 大石英司の代替空港 ▲▽ゴーン・ショック▽▲  謹賀新年。今年はゴーン・ショックでの年明けとなりました。 ※ ゴーン被告逃亡、東京地検が捜査開始 防犯カメラ分析か https://www.asahi.com/articles/ASN116S79N11UTIL00C.html?iref=comtop_8_02 *ゴーン被告、妻主導で出国…「実行チーム」先週末に日本に集結 https://www.yomiuri.co.jp/world/20200101-OYT1T50069/ ゴーン被告、日本の司法から逃げるべきではなかった-仏経済副大臣 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-02/Q3H7TQDWRGH901?srnd=cojp-v2  個人的には、してやられた、まんまとしてやられた!orz、という気持ちで一 杯です。許せないとか、そういう感情は全く湧いてこないですね。  私のような仕事をしていれば、少なくとも、ゴーンという男は、そういうこと をしでかすリスク・マックスな人間であることを当然見抜くべきだった。それを 全く予見しなかったという事実に、少し打ちのめされています。検察やメディア はともかく、なぜ自分は、その可能性に気づけなかったのだろうかと。  レバノン出身で、5カ国語を喋り、ベルサイユ宮殿を貸し切るような財力と人 脈を持つ人物なら、こんな異国の地で犯罪者扱いされて唯々諾々と裁判を受けて 老いていくだけで終わるはずがない、そして彼は、その状況から脱出するために 必要な財力人脈、そして実行するために最も重要な勇気と決断力の全てを持って いるということを当然、想定すべきだったのに、それが出来なかった自分を恥じ ています。  まず作戦立案と実行は誰か? レバノンがいくら紛争地帯で、この手のもめ事 に慣れているとしても、日本でそれをやってのけるだけの組織力があったとは思 えない。これは明らかに、レバノンとズブズブの関係にあり、ゴーン逮捕を、日 本政府によるルノー外しだと不快に思っていたフランスが主導したことでしょう。

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  • 作家・大石英司が日々の出来事に関して alternative な視点を提供するマガジンです。政治経済軍事からヲタ他の柔らかい話題まで扱っています。 原則として、毎日発行です(今は月2回、日曜のお休みを貰っています)。契約上は、土日祝日及び、日本の労働習慣に照らして妥当と思われる日数の定休日を頂戴することを明言しております。 システム上、「不定期発行」となっていますが、設定を「不定期発行」にしないと、土日のお休みや、発行者の病気等によって、突然休んだ場合に、システムが事故発生中と判断して、最悪の場合、発行できなくなる恐れがあるからです。
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