原油高の見えざる衝撃
「原油が昨年の最高上昇率」
原油価格がじり高を続け、気が付けば、昨年の主要市場の中で、日米の株をも抑えてベスト・パフォーマンスを達成しました。WTI先物は1年で4割近い上昇を見せ、60ドルを超えてきました。さらに年明けには米軍がイランの革命防衛隊の精鋭チームを率いる司令官を殺害し、イランの報復宣言もあって、地政学不安から一段高となりました。
米軍の攻撃を受けてさすがに世界の株式市場は動揺を見せましたが、6日のニューヨークでは株も小反発しました。それでも原油は上昇を続け、WTI先物は63ドルを越え、北海ブレンドも69ドルに迫りました。この原油高、日本など石油消費国の経済を圧迫するだけでなく、より広範な分野で大きな衝撃を与えることになります。
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