国民年金はできた昭和36年4月から昭和60年改正までは、自営業者や農業、零細企業のための年金として、主にその人たちが保険料を最低25年間納める事で貰える年金でした。
ですが、昭和60年改正で、国民年金をサラリーマンや公務員、専業主婦にまで拡大させて、
どの職業であろうが全員が国民年金に加入して将来は共通の給付としての年額60万円の基礎年金を受ける事になった。
自営業者(国民年金第1号被保険者)、サラリーマンや公務員(国民年金第2号被保険者)関係なく支給される共通の年金となった国民年金は、それぞれの被保険者(1号とか2号)が頭割りで負担するという拠出金で賄われる事になった。
拠出金というのは、みんなでお金を出し合ってお酒を飲むというような意味。
共通の費用だからみんなで公平に分担し合おうねと。
どんな職業であれみんなで分担するから、職業を変わろうが国民年金の負担をする事は変わらないので、国民年金財政は職業に左右されず安定するようになった。
まあ、年額60万円にはなりましたが、物価スライドするので毎年年金額は上がり続けました。
昭和60年からの物価上昇に伴い、平成元年改正時には666,000円になり、平成6年改正時にはこの金額は78万円になりました。
更に平成11年度までは合計の1.031の物価上昇で、78万円×1.031=804,180円≒804,200円(月額67,016円)になった。
平成27年10月になるまでは年金額の端数処理は100円未満四捨五入だったので、この金額になる。
ここから年金額が狂い始める。
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