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<1045号:新春特別号(2)
無料に向かう自然エネルギー発電が日本を救う>
2020年1月8日:2020年代の社会と産業のインフラは分散電力
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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新春号第二弾です。日本では知られていないことですが、太陽光と風力の発電設備が急速に安くなって広がり、世界の電力は無料に近いコストに向かっています。
【太陽光発電のコストは、福島原発以降の8年で驚くくらい低下した】
福島第一の事故の2011年には、太陽光発電の1KW時のコストは30円くらいで、化石燃料の発電の約2倍でした(日本)。(注)1KW時は、100Wの電気器具を10時間使ったときの電力です。
2019年には、もっとも安い国(サウジ)では、7.5分の1の4円に下がっています。1KW時に換算した「土地費用+パネル・配電設備+メンテナンス費」が4円です。太陽光発電の全部の費用を、発電量の1KW時で割ったものが、このコストです。
いちばん新しい入札では、更に1/2の1.78セント(アブダビ:1.95円:設備完了が2019年6月)。このプロジェクトに日本のマルベニは2.66セントで、日揮と三井物産は2.78~2.85セント/1KW時で国際入札しています。「1KW時の電気代が2円から3円」というのが、新しい世界水準であり、現在の、わが国の家庭用電力費(30円/1KW時)の約十分の1です。
【発電所の発電コストと小売価格】
既存の発電では、「設備費+燃料費+管理費」の、(1)原発の発電コストの平均は10.1円/1KW時、(2)天然ガスが13.7円、(3)石炭が12.3円です(1KW時:2014年:日本の事例)。
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