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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第364号202017配信分
●シビックが帰国子女になったのは日本車のグローバル化の結果だけが問題か?
年末年始はホンダのシビックタイプRと過ごした。2017年に登場した5代目FK8
型である。搭載エンジンはK20C型水冷直列4気筒1995CC、16バブルDOHC i-VTEC ボ
ア×ストローク=86.0×85.9mm 圧縮比9.8 最高出力235kW(320ps)/6500rpm、最大ト
ルク400Nm(40.8kgf-m)2500~4500rpm 無鉛プレミアムガソリン 燃料タンク容量46L。
私の自動車人生は今年で満50年を迎える。最初のクルマは日産サニー1200クーペGX。
1970年のたしか6月の発売でA12型水冷直列4気筒1171ccは83馬力(グロス値)。JAFの
今見ると儚いほど小さく、ボンネットの中はスカスカ。スパナを落してもコトンと
地面に落ちた。T/Mは4段。標準装着は6.00-12 4PRのバイアスタイヤ。今の人には何
のことやらさっぱりだろう。リアサスはリーフリジッド(板バネ)。競技用公認車両重
量は645kgと激軽でで、公表ゼロヨン加速は16.9秒だったと記憶する。残念ながら、
日産(というより当初はダットサンだったと思う)サニーはすでに国内向けとしてはデ
ィスコンとなって久しく、一部アジアに車名が残っているに留まる。
それどころか、一昨年勃発したゴーンスキャンダルによるブランド毀損は致命的で
日産ブランドの命脈は風前の灯火となっている。5年生存確率は限りなく0%に近づい
たというのが私の見立てだ。明日2020年1月8日(日本時間22時)には、今はレバノン・
ベイルートにいるカルロス・ゴーン氏による記者会見が予定される。これまで一体化
した日産/検察からのリーク情報垂れ流しに終始してきた日本の既存マスメディアの
報道とは異なる、当事者本人による意見の開陳が成される。すべては、それを耳にし
てから判断しても遅くはないだろう。
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