予定調和感たっぷりのイラン・米国紛争～なんとか戦争回避へ

***************************************** 　今市太郎の戦略的FX投資 　ファンダメンタルズでテーマを見極め 　テクニカルで実証してエントリーする 　　　　2020年1月9日号 　ツイートアカウント　@imaichitaro 　よろしかったらフォローもお願いします。 ***************************************** 予定調和感たっぷりのイラン・米国紛争～なんとか戦争回避へ イランの司令官が米国のドローンに暗殺されたことから始まった イランと米国、並びに主権を侵害されたと反発するイラクが絡む 対立は、イランが3日間の喪に服したのちにイラクにある米軍の 基地にいきなり2発の弾道ミサイルを発射したことからすわ 戦争突入かという緊張状態でドル円は大きく売られて107円台 中盤に近いところまで下落することとなりました。 しかしその後米軍側には人的被害がなかったことがトランプから 発表され、最初は大きな人的被害をイラクの国営放送が伝えた ことからその内容の食い違いに市場は判断しかねる状況になった ようですが、実はイランのミサイル攻撃が事前にイラクに通知されて いた上に、この攻撃をもって一旦イランからの報復攻撃は終了 とみられ、イラン側も積極的に戦争をする意思がないことが示唆 されたことからとりあえず全面戦争の危機は去ったという見方が 市場に広がることになりました。 結果的に以上エスカレートしないのであればそれに越したことは ないわけですが、妙な予定調和感が醸成されている点は逆に 気になるところでもあります。