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失敗の運命、文在寅の南北統一論、中国は北朝鮮を絶対に手放さない

勝又壽良の経済時評
  • 2020/01/13
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南北統一バカの一つ覚え 北の瀬戸際作戦なぜ失敗 核放棄を迫る中国の理由 中国の危機は日韓核武装 韓国は、今年4月に総選挙を迎える。経済状況悪化の中で、与党「共に民主党」が勝利を収めるには、きわめて不利な状況に置かれている。唯一の突破口は、南北交流事業を軌道に乗せられるかどうかだ。韓国では、南北問題が年配者にとって党派を超えたテーマになっている。それだけに、南北の話合いが再開できる機運が出れば、文政権にとって朗報であろう。 文政権は、南北交流事業再開が「命」である。肝心の北朝鮮は、韓国無視に出ている。米朝関係を再開するきっかけを作ったのは韓国だ。北朝鮮は、その韓国と昨年2月のベトナム・ハノイの米朝会談失敗後に、批判トーンを高めている。理由は、韓国が楽観的な情報を北朝鮮に流して「裏切られた」という思いを強くしたもの。北朝鮮は韓国を仲介せず、米朝の直接交渉に転換したのであろう。 韓国は、どうやって「南北交流事業」を軌道に乗せようとするのか。北朝鮮が、経済制裁下で経済的に逼迫している以上、少しでも「現金収入」になる道を模索している。南北による共同観光開発プランは、その中に入っている。これは、経済制裁に反するものである。米国は、北朝鮮へ制裁緩和という誤ったシグナルを与えると懸念し強く反対している。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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