カオスの中東と第三次世界大戦　（その1）

■■■ 2020/01/15 ■■■ 兵頭正俊の優しさ出前 『兵頭正俊の優しさ出前』は、現在の国内外の重要問題 について、最新の情報と考え方（批評）を、見やすく、 わかりやすいことに注力して発信しています。 ■■■■■■■■■■■■ 内容のレベル:中高級者向け発行人 ：兵頭正俊 登録解除はここから。 http://bit.ly/AvYMkY ◆━━━━━━━━━━◆ 　カオスの中東と第三次世界大戦　（その1） ◆━━━━━━━━━━◆ この論文は重要だ。 そのひとつの理由は、これまで中東の専門家が、いわば 自明の現象として触れなかったことを、統合的に解説 し、深掘りしていることだ。 1　国家構造が機能不全に陥っている国家（非国家アク ター） リビア、シリア、イエメンなどがある。 2　事実上の国・政府アクター ハマス、フーシ、クルド、ISISなどがある。 3　国家内国家 イラクのシーア派武装集団、レバノンのヒズボラなど。 4　外国勢力との曖昧な支援・結びつき イランと、「フーシ・イラクのシーア派武装組織」 トルコのクルド労働者党（PKK）と、「シリアのクルド 人民防衛隊（YPG）」などがある。 まさに中東はカオスなのだ。