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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第365号2020.1.14配信分
●トヨタが欧州市場での失地回復を期すリーサルウェポン
今年も年明け早々の『初仕事』は東京オートサロン(TAS)2020だった。
1983年に東京エキサイティングカー(晴海国際見本市会場)としてスタート、1987
年に東京オートサロンと改められたカスタムカーと関連製品の展示会は、2008年9月
のリーマンショック(アメリカの有力投資銀行グループリーマンブラザーズの倒産に
端を発する世界規模の金融不安)でその前年まで隆盛を誇っていた東京モーターショ
ー(TMS)が失速して行く中で、コアなファンに支えられて存在感を示し続けた。
TASは、幕張メッセ開催最後の第41回にして史上最悪の開催規模縮小となったTMSと
反比例する形で存在感を発揮。 2011年に臨海副都心の東京ビッグサイトに開催場所
を移して以降長期低迷に陥った隔年開催のTMSに対して、年明け早々恒例のイベント
として定着したTASは2010年代に注目度を増し、今日のCES(コンスーマー・エレ
クトリック・ショー=年初開催アメリカ・ラスベガス)が同じ年初開催のNAIAS
(北米国際自動車ショー=同デトロイト)のお株を奪った関係(NAIASは今年から6月
開催に変更)にも似た状況を生んでいる。
国内主要自動車メーカーがこぞってブースを仕立てブランドイメージ構築の場とし
て活用する様は、かつては暴走族相手のキワモノ扱いという印象は薄れてTMS以上に
クルマ好きの祭典といった評価が下るまでになっている。
私としては、2017年初の骨折入院以来国際自動車ショー取材は封印状態となってい
るが、TAS詣では変わらずに続けている。1月10日(金)がプレスデイで午前中に主要メ
ーカーを中心としたプレスカンファレンスが定着しつつある。
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