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【痛くない死に方 2020年第2号】あの日から、25年目に思うこと……

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2020/01/17
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2020年 第2号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ あの日から、25年目に思うこと…… ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お正月ムードなど、遠い昔のことのようです。長尾和宏です。 お看取りで、今週はほとんど眠れていません。変なこと書いてしまったらごめんなさい。 そのため、1月に入ったからもう、数えきれないほど夜明けの朝焼けを見ています。 皆さんは、夕焼けと朝焼けとどちらが好きですか? 私は、人生の黄昏を感じる夕焼けのほうが個人的には好きなのですが、しかし、大切な 患者さんのお看取りに向かう朝焼けは、いつもいつも美しく胸に迫り、不思議な感情に 襲われます。それに慣れることは、今も尚、慣れることはありません。 そして今日の朝焼けは、さらに特別な「想い」が重なりました。 25年前、平成7年1月17日 午前5時46分。私は神戸にいました。 何が起きているのかわからぬまま、まさに着の身着のまま当時勤務していた病院へ出向 き、そして、そのまま多くの人の救命にあたりました。 ありありと目に浮かぶ、人々の叫び、喚き、崩壊した家々。地獄とはこういうことかと

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
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