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垣屋美智子の「キイトク」
Vol.16 - 2020年1月20日号
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毎月 第1月曜日・第3月曜日発行
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■4年前の今日、今の私が始まった。
おはようございます!垣屋美智子です。
週末はいかがでしたでしょうか?東京は雪が降って寒い土曜日でした。私は外での仕事はなかったので家でゆっくり過ごしました。
さて、4年前の今日(2016年1月20日)、私は、会社員からの独立後、初めての仕事のためアブダビに居ました。その時の写真を見るとキラキラ笑っているけれど、不安でいっぱい。
そして、そこからは茨の道でこの4年間、何度も会社員に戻ろうとしたし、まだ理想としているところには全然たどり着いていないけれど、少しはこの4年間を肯定できる気持ちになってきました。
そこで、この経験が少しでも、独立しようとしている人や、リストラ三昧の環境にいる人や、証券アナリストを目指そうとしている人や、ワーキングマザーなど、誰かの参考になればと思い、これまでの振り返りを紹介しようと思います。
「なぜ独立を決めたか」
それまで私は証券アナリストとして外資系投資ファンド、外資系投資銀行を渡り歩き、普通の会社員よりはとても多いお給料を貰い、世界を飛び回り、数千億円のファンドを運用するファンドマネージャーにプレゼンし、見方によっては成功したキャリアを歩んでいたと思います。
でも、非常に不安でした。
2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災など、景気が悪くなると社内ではリストラがあり、同じチームの誰かがある日呼ばれ、そのまま戻ってきたら机を片付けていなくなる…。
毎年のようにリストラが行われると、これが誰から見ても仕事が出来ない人に起きる話ではなく、誰にでも起こりうる話になってくるのです。
そして、リストラを回避するためには、業界全体として、子供を妊娠するか、シングルマザーになるか、夜中に海外の本社との電話会議に毎日参加して大した話もせずに働いてますアピールをするか、ぐらいしか生き残る選択肢がなくなってきて、働く意味が全く分からなくなってきました。
その当時、
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