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■■今週の選書
■■得する、徳。
■■栗下直也
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まさに今「徳」が問われている。そして、歴史を振り返ればわかる。
「徳」はいつか、忘れた頃に「得」になるのだ。人類は、そうやっ
て生きてきたのだ。
目先の利益だけに飛びつくヤツは、いずれ淘汰されるものだ。長期
的に考えれば、目先の損得の収支で判断することが賢明とは決して
言えない。徳をうまく積むことは幸せにつながるのだ。
では「いい人」になればいいのか。その前に、そもそも「いい人」
とはどんな人か。ざっくり言えば、物理的にも、精神的にも、利益
をもたらす人のことだ。
困っている時に手を差し伸べてくれたり、相手の成長を考えて、時
には厳しく叱ってくれる人も当てはまる。つまり、その場で自分の
損得を考えずに「与える人」のことだ。
そして、今そうした「与える人」こそが、これからの社会をサバイ
ブする上で、ふさわしいモデルだという指摘が目立ちはじめている。
他人に優しくすれば、巡り巡って自分のところに戻ってくるのだ。
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