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花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法
/第14号/
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■海外法人を作りたい シンガポールでビジネスをするには
ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。シンガポールは富裕層の人口密度が世界トップレベル。なぜ、富裕層はシンガポールを目指すのでしょうか。その理由の一つとして税制メリットがあります。
シンガポールと日本の税金の違いをざっくりと比べて見ましょう。
例えば、個人所得税はシンガポールは最大22%、日本は最大45%です。住民税はシンガポールは非課税で、日本は約10%です。国外源泉所得に関してもシンガポールの場合、シンガポールに送金しなければ原則非課税です。日本は原則課税です。
法人税はシンガポールは最大17%、日本は約30%です。交際費の損金参入もシンガポールでは原則損金算入、日本の場合は中小法人で年間800万円までなどで法人の場合は原則として損金不算入となります。
キャピタルゲイン課税とインカムゲイン課税に関してもシンガポールでは原則非課税ですが、日本では課税されます。
また、相続税、贈与税などもシンガポールでは非課税ですが、日本では最大55%かかります。ただし、相続税法の「10年ルール」があるために、移住してすぐに日本の相続税から逃れることはできません。
税制のメリットを天秤にかけても、シンガポールは外国人にとっては生活費が高い国です。ローカルの人と同じような暮らしをすれば東京より少し高いくらいです。
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