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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第366号2020.1.21配信分
●スバルのD.O.JがなければFF車全盛時代はやってこなかった!?
スバルが本社を構える恵比寿で『SUBARU技術ミーティング』なるイベントを催した。
中村知美代表取締役社長による大要のプレゼンテーションに始まり、大抜哲雄取締役
専務執行役員(CTO)の「スバルらしさ」の技術と進化の解説が1時間ほど。予定時間
を少し押しての”講演”に取り分け新しいと思えるものがあったわけではない。唯一
現物としての展示では2020年代中頃までに市場導入が予定されているオリジナルのB
EV(バッテリー電気自動車)。資本提携関係にあるトヨタのハイブリッドシステム
(THS)をスバルの水平対抗エンジンに組み込んだ2019モデルイヤーのクロストレック
(北米向けSUVのプラグインハイブリッド)用ドライブトレインのカットモデルも初見
のものではなかろうか。
スバルは2018年7月に発表した中期経営ビジョン『STEP』において、ありたい姿と
して"モノをつくる会社から笑顔をつくる会社へ"を掲げている。Different(個性を磨
き上げ、お客様にとってDifferentな存在になる)、お客様第一(お客様一人一人が主
役の、心に響く事業活動を展開する)、企業の社会責任(多様化する社会ニーズに貢献
し、企業としての社会的責任を果たす)の3点が2025年ビジョンの骨子とされる。
2017年10月に発覚した完成車の出荷前検査で無資格問題に続いて、翌年3月には排
ガス・燃費データの改ざんがあったと公表。それまでの代表取締役だった吉永泰之社
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