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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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1月号の4弾です。最初に申し上げるべきかと思いますが、19年9月18日から起こっている、米銀システムでのドル不足の原因は、
(1)ヘッジファンドの損失と、
(2)投資家の預託金の引き揚げであるようです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-22/Q1CL3IDWX2PU01
ヘッジファンドは、世界の国債、株、社債、通貨、金、コモディティに分散投資をしています。10倍のレバレッジがかかった投資総額は推計3000兆円。8000本のファンド合計利益は、300兆円の預託金に対して6.7%(19年1月~10月)と低い(株式では1.75%)。
個々のファンドの利益は平均6.7%のとき、標準偏差では、-17%~+29%くらいの幅にバラツキます。純損失を出しているファンドが1/3(2700本)あります。買い越しや売り越しの含み損は、6.7%より大きいでしょう。利益を出さねばならないつぎの決算期は、20年3月です。
2019年1月から11月まで、ヘッジファンドからは、1か月50億ドルから200億ドル(平均100億ドル:1.1兆円×11か月)の投資預託マネーが引き揚げています(解約の急増)。投資家からの預託金が減ると、投資には「逆向きのレバレッジ」がかかり、大きな売りになります。
2019年の、S&P500の株価上昇は、23%でした。ヘッジファンドの運用成績は、S&P500の指数を買うより、70%も低かったのです。ヘッジは一体どんな運用内容かと疑問にも思います。わが国の素人運用であるGPIFのレベルでしょうか。
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