2020年 第3号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
トピック1:
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疲弊した人間を絶望に陥れるものとは・・・
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こんばんは。長尾和宏です。
刻一刻と被害が広がっている新型コロナウィルスのニュースに、戦々恐々としています。
犯人は竹を食べるネズミ? はたまたコウモリ? アナグマ? それともヘビ??
しかし、なんでも食べる中国人のせいでこんなことに…という、くだらない批判をする
輩がいるようで呆れます。他国の食文化を嗤うことこそが、野蛮というもの。かつて、
欧米人から、日本人は生の魚を喜んで食べていると気持ち悪がられていましたが、今や
世界中に、SUSHIレストランがあります。
2003年のSARS騒動のときのことを思い出しています。あのときも、当初はヒト
からヒトへの感染はありえないと言われていたのが、ヒトヒト感染が認められた後に、
瞬く間に大流行しました。SARSは中国広東省から2002年11月に端を発し翌年
7月末までに32か国に広がり、約8000人が発症、うち、1割弱の人が死亡したと
言われています。しかしあのときは、日本国内で発症例は見られませんでした。
「日本の水際作戦が功を奏した」などと評価した専門家もいるようですが、中国と日本
間で、毎日どれだけの人と物が流動していることでしょう、私は水際作戦など机上の空
論なんじゃないか、と思っています。
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