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ダボス会議で四半期GDPマイナス成長を口にした黒田日銀総裁~なぜ政策決定会合ではそれを説明しない?二枚舌対応に辟易

今市太郎の戦略的FX投資
*****************************************  今市太郎の戦略的FX投資  ファンダメンタルズでテーマを見極め  テクニカルで実証してエントリーする     2020年1月27日号  ツイートアカウント @imaichitaro  よろしかったらフォローもお願いします。 ***************************************** ダボス会議で四半期GDPマイナス成長を口にした黒田日銀総裁~なぜ政策決定会合ではそれを説明しない?二枚舌対応に辟易 スイスで行われたダボス会議に出席した黒田日銀総裁は、 直近の昨年10月から12月の実質GDP成長率が消費税 増税や台風の影響でマイナスになった可能性があるという 認識を示しました。これまでこのメルマガでもご紹介して いるとおり、10月以降の消費動向もCI,DIの一致指数も 最低を示しており、まっとうな分析予想をするエコノミスト ならばこの四半期がマイナスに転落するであろうことは だいたい察しがつくはずです。 しかし日銀は21日に開催されたばかりの金融政策決定 会合において長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みに よる政策運営方針の維持を賛成多数で決定するとともに 新たに新たな経済物価情勢の展望・いわゆる展望レポート を発表し、2019~21年度の実質経済成長率見通しを全て 上方修正してみせたばかりの直後の発言となったわけです。 具体的にはGDPの対前年比の見通しを2019年度でも 0.6%増から0.8%増へと上方修正し、2020年度も0.9%増、 2021年度は1.1%増を見込むと発表しています。 国内では一貫して景気は緩やかに回復していると説明し、 消費増税の需要変動は前回2014年の4月の増税よりも抑制 的であるとしたはずなのに舌の根も乾かぬうちに数日後の ダボスに行くとなぜ一転して実質GDPがマイナスになるかも しれないなどと二枚舌発言をするのでしょうか? 10~12月の四半期がマイナス成長になることは政策決定 会合の段階でもわかっていたはず。しかもマイナス要因に 台風の被害があったことなどを入れていますが、主たる 原因は消費増税であったことは間違いない状況です。 国民を馬鹿にしているとしか思えない態度に非常に不満を 覚えますし、本当に台風がマイナス成長の要因であると 日銀が考えているのであればこの組織はもうまったく 宛てにならないものとして失望を隠せません。

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