中国の新型肺炎拡大、その隠れた狙いは
「特殊なコロナウイルス」
昨年12月に中国の武漢で症例が報告された新型コロナウイルス肺炎。その後、今年1月下旬以降、急速に感染が拡大し、28日には感染者が4500人、死者も100人を超えました。一部の研究機関は感染者数が政府の発表よりずっと多い25万人、と言います。当局は不安を広げたくないので実態より少なめに発表し、逆に政権を揺さぶる意図で甚大に出すものもあり、どちらが正しいか不透明です。
2003年にやはり中国で広がったSARS(重症急性呼吸器症候群)と対比されることが多く、当時800人近くが死亡したのと比較して、感染力が弱いとの楽観的な見方も少なくありません。世界保健機関(WHO)も国際的な公衆衛生上の緊急事態との宣言を見送りました。
しかし、SARSの時もそうでしたが、感染者が中国人に特化していて、ここまでの患者のほとんどが中国人で、欧米人や日本人は感染していません。その点、インフルエンザ・ウイルスとは異なる「特殊性」が見られます。2003年当時は、自然発生的なウイルスではなく、中国人の「ゲノム」を十分研究したうえでの人工的につくられたウイルス、との見方も提示されました。
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