小林よしのりライジング
号外 2020.1.28発行
『山口敬之の慰安婦ねつ造記事』
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…慰安婦問題における自称保守の劣化の極みと言うべき事例を紹介しておこう。週刊文春2015年4月2日号に「歴史的スクープ 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた! 米機密公文書が暴く朴槿恵の“急所”」と題する記事が載った。記事の筆者は、「あの」総理ベッタリ記者・山口敬之である!記事の内容は、「ベトナム戦争当時、韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を経営していた」というものだった。だが、この記事は完全に捏造だったことを週刊新潮が暴いたのである。しかもこれは、低能なジャーナリストが捏造したというだけの話ではなく、裏で安倍政権官邸と完全に連携した上でのデマ記事だったのだ!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…裁判で山口敬之元記者に「酩酊状態で意識がない伊藤詩織さんの同意がないまま性行為に及んだ」という判決が出た、つまり、「レイプをした」ということが認められた以上、この事件をめぐる過去の不可解な部分に再度スポットを当てておきたい。伊藤さんは、刑事事件として不起訴になったあと、検察審査会に不服を申し立てたのだが、この「検察審査会」もまた不可解な点が多く、まさに「ブラックボックス」なのだ。
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第358回「山口敬之の慰安婦ねつ造記事」
2. 泉美木蘭の「トンデモ見聞録」・第153回「検察審査会というブラックボックス」
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