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インバウンド飲食予約の課題を解決するために/飲食マーケ道「飲食店を完全キャッシュレスにしてみたら」

起業家・高岳史典の「情熱的にいまを生きる!」最新ビジネス事情から老いない習慣まで人生シゴト遊びココだけの話
インバウンド飲食予約の課題を解決するために/飲食マーケ道「飲食店を完全キャッシュレスにしてみたら」 1. コラム「タカオカ的ナウい日常」 ─ バブル世代の生き残りが日々の生活の中で面白いと思ったモノやコトを独断で綴っていくコラムです。イマドキとは微妙にズレてる観点を前面に出していきたいと。それでは「おじさんLINE」全開で語っていきます! Vol.51 : 『ビスポ x アリペイのサービス開始!インバウンド飲食予約の課題を解決するために』 先週ついに、ビスポと中国最大手の決済サービスであるアリペイ様との日本初となるサービス連携を発表いたしました! 訪日中国人の飲食体験をテクノロジーで実現!飲食店即時予約サービス「ビスポ!」が日本の飲食予約サービスで初 中国最大のモバイル決済「アリペイ」とミニアプリをローンチ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000037061.html Yahoo!ニュースにも掲載されました! 飲食店即時予約システムのビスポ、アリペイと連携--インバウンドに対応 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200125-35148403-cnetj-sci 詳しいサービス内容については上記のプレスリリースやニュース記事をぜひご覧ください! そして本コラムでは、この連携にいたった背景でもある、飲食業界におけるインバウンド予約の課題について論じたいと思います。 3つ挙げます。 1)外国人にとって日本の飲食店の予約自体が難しいこと 2)お店とお客様とのミスマッチが起こりがちなこと 3)ドタキャンのリスクが高いと恐れられていること 順番に説明しますね。 1)外国人にとって日本の飲食店の予約自体が難しいこと 皆さんの周りで外国人の方がいらっしゃったらぜひ聞いてみてください。日本で飲食店を予約する時はどうしていますか?と。 答えはおそらく「どうすればいいかわからない」「親しい日本人に頼む」というものが圧倒的に多いのではないでしょうか。 日本にすでに住んでらっしゃる外国人の方からでもこのような話をよく聞きます。 ましてや、海外から一時的に日本に来た、いわゆるインバウンドの旅行者の方からすると、日本での飲食店の予約は大変難しく、解決策はホテルのコンシェルジュに頼む、あるいは入れそうなところに飛び込みで入ってみる、といったことになります。 実際、『ULTRACHOP京都店』にも、飛び込みでよく外国の方が入っていらっしゃいます。そして、お寿司が食べたいとおっしゃったりします笑 近くのがんこ寿司で買ってきて差し上げるのですが笑 旅行で日本を訪れた海外の方からすると、日本の飲食店予約(ましてや和食店やお寿司の予約!)は大きなハードルであり、結果的に大人数でも飛び込みで入れそうな大きなチェーン店に…という光景がよく見られます。 もちろんそのようなチェーン店が悪いと言うわけではありません。 でも日本には、小さくても個性的で素敵なお店もたくさんあります。 そのようなお店と外国の方をマッチングするには、テクノロジーの力を使ったもっとシステマティックで簡単な予約手段が必要だと考えたわけです。 今回の「ビスポ x アリペイ」のサービスでは、アリペイアプリの中ミニプログラとしビスポが起動します。つまり、普段使い慣れているアプリ内でボタンをタップしていくだけで、お店の選択から予約まで全て完了するわけです。ちなみに、ミニプログラムの名前は「ビスポ」ではなく中国語で「日本レストラン予約」となっています。わかりやすいでしょ笑 2)お店とお客様とのミスマッチが起こりがちなこと 例えばカウンターしかない和食店に、外国の方が突然大人数でいらっしゃってしまうと、お店側は対応できませんし、また外国のお客様も結果的にがっかりしてお店を出ることになったりします。 これはもともと外国からのお客様を迎える準備ができてないお店に、いきなり外国の方が送客されてしまうことに原因があります。 逆に言えば、外国の方もウェルカムですと準備ができているお店に対して適切にお客様を送り届ける必要があるわけですね。 今回の「ビスポ x アリペイ」のサービスでは、アリペイ決済が使えるお店だけが表示されるようになっています。つまり、中国の方やアリペイユーザの方をウェルカムする準備ができているお店だけが選択肢となり、結果、上に記したようなミスマッチが起きることを防ぐことを目指しています。 3)ドタキャンのリスクが高いと恐れられていること ドタキャンやノーショーの問題は特に外国のお客様に対して声高に語られ、外国人の予約というだけで恐れている飲食店も多いのが実態です。 しかしながら、ここで起こっているドタキャンやノーショーの大きな理由の一つに、予約のやりとりそのもの掛け違いがあると考えています。 例えば、電話が外国語やカタコトの日本語でうまく聞き取れないままに予約を入れてしまったとか、あるいはネット予約でも、リクエスト型(飲食店が席を取れるか確認して折り返して予約が完了する)の返事を待つ間に複数の予約がなされてしまったとか。 つまり意図しないドタキャンやノーショーが外国の方の場合は特に多く出てしまっているのではないかと考えています。 今回の「ビスポ x アリペイ」のサービスでは、アリペイアプリの中で予約をして戴くと、通常のビスポ同様にお店はシステム上で即時確約され、またお店様にも予約の通知が確実に届きます。 さらに、今回のサービスでは、外国のお客様にご予約の利便性をお届けする代金として予約手数料を戴く仕組みになっており(お一人様あたり330円/20元)、この手数料がドタキャン等を防ぐと一定の抑止力にもなると考えています。 以上の3点が今回のサービス開発に至った背景であり課題意識であります。 今回はアリペイ様と連携しての中国の方向けのサービスですが、もちろん今後は他の国の方々も含めて、テクノロジーを利用してより簡単で使いやすい予約手段を提供していきたいと考えています。 2020年のオリンピックの年、海外からのお客様と日本の素晴らしい飲食店の架け橋となるべく、引き続き全力て尽くして参ります! 2. 連載「飲食店ガチンコマーケティング道」 ─ 飲食店経営に外資系流マーケティングは果たして通用するのか?2013年にいわゆる脱サラをして始めたワインバル『ULTRA CHOP』。その経営の奮闘記をリアルに綴ります。飲食店はもとより起業に興味のある皆さんの何がしかのご参考になれば! 『飲食店を完全キャッシュレスにしてみたら』

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