メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

世界景気回復期待に水を差した新型肺炎

マンさんの経済あらかると
  • 2020/01/31
    • シェアする
世界景気回復期待に水を差した新型肺炎 「ゴルディロックのはずが」  中国での新型コロナウイルスが、新年の強気相場に水を差しました。それまでは米中貿易摩擦も一段落して、当面不安材料がなく、ゴルディロック(暑すぎず寒すぎず)経済の中で株を買うしかない、とのムードがまん延していました。実際、米国株価は3指数ともに最高値を更新する日々が続き、日本でも日経平均が一時2万4千円を超えました。  市場では半導体サイクルの底入れや、中国の12月の経済指標の改善もあって、世界経済がいよいよ回復に向かう、との期待が強まり、これがさらに株価を押し上げることになりました。ちょうど、IMFやOECDなどの国際機関が、2020年には世界景気も回復に向かうとの予想を提示していました。  そこへ中国の大都市武漢から、突然新型コロナウイルスによる肺炎患者が報告され、あっという間に感染が広がりました。おりしも、中国では旧正月の春節とも重なり、中国人の世界的な大移動により、中国国内だけでなく、周辺のアジア諸国から欧米にまで感染者が広がりました。当初は中国人だけの感染でしたが、その後ベトナム人、日本人にも感染が広がり、不安が拡大、世界の株式市場にも動揺が走りました。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • マンさんの経済あらかると
  • 金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 月・水・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)