SARSにしろ、MERSにしろ、エボラ出血熱にしろ、「新型ウイル
ス」の「毒性」と「感染力」は反比例します。
極端な例ですと、エイズはすこぶる強毒性(猛毒性)なので、感染
力がとても低く、空気感染をしません。避妊具抜きでの性交渉な
ど、かなり濃厚な接触をしないと、感染しないのです。
その反対に、豚インフルエンザはすこぶる弱毒性なので、あっと
いう間に空気感染します。発症しても健常者の場合は、症状がと
ても軽くて済みます。
発症者が自覚症状なしに歩き回ってしまう場合が多いのです。
すると、あっという間に感染が広がります。
ただし、豚インフルエンザでも、虚弱な新生児や寝たきりのお年
寄りが感染すると、重体になる場合があります。そこで、万が一の
場合も考えて学校が休校になったりします。
たとえ豚インフルエンザの場合でも、行政府などは「心配
しなくても良い」とは立場上表明できない苦しい立場に立たされ
ます。
今回の「新型インフルエンザ」の場合も、あっというまに感染して
いったので(感染力が強かったので)、毒性はそれほど強くないも
のと予想されます。
それを証拠に、SARSやMERSの致死率が、それぞれ10%、
20%と高かったのに比べると、今回の「新型コロナウイルス」の
致死率はまだ3%に届いていません。
毒性と言った点では、「新型コロナウイルス」はSARSに比べると
かなり弱いと予想されるのです。
ただし、「普通のインフルエンザの致死率:0.1%~0.001
%」に比べると、「新型コロナウイルス」の毒性はかなり強いです。
WHOや中国北京政府、安部政権としても、「緊急事態制限」を行
うなどして「隔離政策の徹底」意外には、目下のところ「新型ウイ
ルス封じ込め」の手立てはありません。
そして、この「隔離政策の徹底」を実行していることは、封じ込め
にはとてもとても有効です。
ただし、国連にしろ、北京政府にしろ、安部政権にしろ、「十二分
に警戒すべきだが、毒性については若い健常者に限ってはパニッ
クに陥るほどではない」といった「ストレートな意見」は、立場上
「口が裂けても言えない」という、「心苦しい立場」にあります。
しかしながら、個々人の投資家におかれましては、決してパニッ
クに陥ることなく、冷静な対処をお願いします。
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