メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

第124号.毎年上がり続ける国民年金保険料の謎と、現在に至るまでの歴史。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
1月に年金額の改定の発表がされましたが、年金額だけでなく国民年金保険料も今年4月から変更されます。 令和元年度は16,410円でしたが、令和2年度は130円アップの16,540円、そして令和3年度は更に70円アップの16,610円です。 なんか…もう保険料の額は上限であるっていう話がされてるのに、どういうわけが普通に毎年変わってますよね^^; しかも保険料上昇傾向。 この秘密をキチンと知ってもらう事が重要です。 まずですね、国民年金保険料というのは平成16年改正の時に上限である16,900円としました。 この16,900円というのは「法定額」と呼ばれます。 これに「改定率」といって、前年の物価変動率や賃金変動率を加味しながら国民年金保険料を変更していくのです。 平成10年4月から平成17年3月までは大手金融機関の三洋証券、北海道拓殖銀行、山一證券などが破綻した金融不況の影響で13,300円にずっと凍結されていたんですが、平成17年4月から280円ずつ法定額が上がる事になりました。 毎年280円ずつ上げながら16,900円の上限法定額にもっていってたわけですね。 なぜ上限額を決めたかというと少子高齢化で一体どこまで保険料が上がるのかわからなくて、みんな不安になってきたから、ちゃんと数字でここまで上がります!って示す必要があった。 …

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
  • 770円 / 月(税込)
  • 毎週 水曜日