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第97回 STOのプラットフォーム企業、金融産業とセキュリティー・トークン
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▼「STO」を引き受けるプラットフォーム企業
いま急速に、現物資産の存在を前提にした「セキュリティー・トークン」の発行が進んでいる。しかし、「STO」の実施のハードルは、同じようなコンセプトの「ICO」よりもかなり高い。それは、「ICO」にはほとんど規制がなく、アイデアさえあれば立ち上げることができるのに対し、現物資産を根拠にした「STO」には、金融当局の厳しい規制があるからである。資産価値の評価や監査などだ。「STO」は新たらしいコンセプトで、法的に未整備なため、その規制は株式発行の「IPO」ほどではないが、「ICO」よりも厳しい規制が適用される。
そのため、ハードルが比較的に高い「STO」の実施には、これを専門に行う企業の支援が必要になる。そうした企業は、「STO」のプラットフォーム企業と呼ばれている。今後日本でも、「STO」の紹介が進むと思うので、「プラットフォーム企業」もこれから現れることだろう。以下がいま注目されているプラットフォーム企業だ。
●トークンノミカ(Tokenomica)
「トークンノミカ」は、法的な枠組みに準拠した「STO」の実施を支援するとともに、二次市場における「セキュリティー・トークン」の販売も引き受ける。
会社名:Tokenomica Malta Ltd.
国籍:マルタ
公式サイト:
https://stip.tokenomica.com
紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=Dv931T-PrSI
●フィンテルム(Fintelum)
「フィンテルム」は金融当局の法的な規制に準拠した「STO」の実施を支援するだけではなく、「ユティリティー・トークン」発行の「ICO」の実施も支援している。
会社名:Fintelum OU (14557350)
国籍:エストニア
サービス:米国の規制である「KYC/AML」の審査基準に合致した「STO」の支援、IDのリアルタイムの確認、資産の源泉の確認と分散台帳技術の提供、コールドとホットウォレットの提供と複数の仮想通貨の取引システム、仮想通貨の資産の保管など
公式サイト:
https://www.fintelum.com/
紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=wCB-Z9pJtPs&feature=emb_logo
●ステレロ(Stellerro)
あらゆる「STO」を積極的に支援することで、あらゆるタイプの資産の流動化に貢献する。
会社名:Stellerro Europe S.L.
国籍:スペイン
サービス:イーサリアムのスマートコントラクトのブッロクチェーンを用いて、現物資産の流動化を実施する。
公式サイト:
https://www.stellerro.com/
紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=vFsQGvJMQ3c
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