鵜呑みにできない政府統計
「GDP統計に監視の目を」
2月17日に発表が予定されている日本の昨年10-12月期のGDP(国内総生産)統計が、いろいろな意味で注目されます。ここまで発表された経済指標からみると、大幅なマイナス成長が見込まれています。しかし、「見栄え」を大事にする政府、アベノミクスの成果を傷つけたくない政府に対して役所が「忖度」する可能性があり、その兆候も見られます。
つまり、実態よりもよく見せるお化粧をした数字を出してくる可能性があります。これまでも各種統計の「齟齬」が見つかり、厚生労働省の「毎月勤労統計」調査がやり玉に挙がったことは記憶に新しいところです。また労働力関連データ、家計調査にも問題があり、GDP統計ではこれを基にして数字を作ります。労働者の所得総額を示す「雇用者報酬」もその1つです。
「消費お化粧の高等戦術」
今回のGDP統計でチェックすべき項目は民間個人消費の部分です。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)