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<1049号:シャドーバンクが次の金融危機の引き金になる(前編)>
2020年2月05日:世界のシャドーバンクの負債は1京2900兆円
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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新型コロナウィルスの感染拡大という理由づけから、NYダウが2万8286ドルへと603ドル(約2%)下落しています(1月31日)。1日に2%下げるのは、開場日の20日のうち1日しかない「急落」です。
1週間前の史上最高価格だった2万9210ドルから、924ドル(3.2%)下げています。年率では、23%の下げに相当します(週間変動×√52週で計算)。
「新型肺炎の拡大→人の移動の制限(生産・流通・観光の障害)→GDPの下落」を想定した売りからのものです。専門家の一部では、SARSの事例から、蔓延のピークは4月と予想されています。週明けの月曜日の上海市場は9%の暴落で始まりましたが、その後2日は、2780ポイント台で横ばいです。
IMFは、2020年の世界経済は3.3%成長と高めに維持したままです。来月、新型肺炎の蔓延から、引き下げる予定です(推計-0.5ポイント)。中国政府は、早手回しに、18.7兆円(GDPの1.6%)のマネー投入を発表しています(1月31日)。生産、流通、観光が停止しているからです。原油は54ドル台から50ドルに急落しました。長期化すれば、米国のシェールガス・オイルの発掘会社の、社債の不良化が進むでしょう。
【米国の金融市場で、再び起こったこと】
新型肺炎の前に、米国では、マネーの需給から、再び、「長短金利の逆転(逆イールド)」が発生しています。短期金利は1.5%台の横ばいですが、長期金利が1.9%から1.5%に下がったのです。1か月の変化ですから、0.4%金利低下は急激です。貸付・借り入れの金利額では、21%の下落。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-30/Q4XS3TDWRGG001
◎昨年の7月から10月の「逆イールド」から2度目です。長期金利だけが下がる状況です。FRBが利下げ決定をした19年7月末から、米国の金融のパイプは、時々断水が起こる水道のように、蠕動(ぜんどう)しています。マヒにならないように、FRBが5年ぶりにドル供給を続けているからです。
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